スコーンを焼く「時間」と「温度」をいろいろ変えて検証してみるの巻

こんにちは!Manaです。

今回実験してみたのは、個人的にもずっと気になっていた「オーブンで焼くときの温度と時間」の関係について。すごく高温でさっと焼くものもあれば、低めの温度で倍以上の時間焼くものあり、このへんもレシピによってさまざまですよね。

揚げ物とかも温度と時間はレシピによって色々あるよね。二度揚げするとカリッとうまい!

揚げものは基本的に高温でさっと熱した方が美味しいイメージがありますが、オーブンを使う焼き菓子の場合はどうなのでしょうか?実際に焼き比べてみました!





今回のルール

まずは、今回のルールをまとめます!

  • 材料や工程はすべて統一
  • 卵・バター・牛乳 を使用
  • 「200度で15分」をベースの焼き時間に

焼き時間や温度以外の、材料や工程などのレシピは全て同じとします。今回は卵・バター・牛乳入りのスコーンレシピで実験!

オーブンの温度や時間は色々なレシピを参考にし、もっともよく出てきた「200度で15分」をベースにしました。

あとは変わり種の「200度で15分のあと、180度で5〜10分」というものも採用。次に多かった「180度で15〜20分」というものも含めて、以下のような条件で焼き比べてみることにしました。

  • 200度で15分
  • 180度で15分
  • 200度で15分→180度で8分
  • 180度で23分

5〜10分とされているレシピは、なんとなく間をとって8分くらいにしてみます。

さて、オーブンの温度や焼き時間でどんな違いが出てくるんでしょうか。さっそく見てみましょう!

焼き色の違い

まずは、焼き色の違い。ちなみに今回は焼き色への影響を考慮して、表面には卵や牛乳などは何も塗っておりません。

左から、200度/15分、180度/15分、200度/15分+180度/8分、180度/23分 です。

焼き色のうすい順に並べてみました。

焼き色(うすい順)
  1. 180度/15分
  2. 180度/23分
  3. 200度/15分
  4. 200度/15分+180度/8分

焼き時間に関係なく、180度で焼いたスコーンの方が焼き色は薄め。一番濃く焼き色がついたのは、200度込みで一番長い時間焼いたスコーンとなりました。

180度23分のスコーンは、200度15分のスコーンに比べて8分も余分に焼いているにもかかわらずだいぶ焼き色が薄めなので、スコーンの焼き色を左右する一番の要因は温度、その次に焼き時間といえそうです。

MEMO
焼き色が濃くなる条件は、①オーブンの温度、②焼き時間。

食感の違い

次に、食感の違いを見てみます。先ほどの焼き色とも関係があるようで、焼き色が薄いスコーンほどやわらかく、焼き色が濃いスコーンほどかための傾向にありました。

やわらかめスコーンはふわふわとした食感でケーキやパンなどと近いイメージ、かためスコーンはサクサクとしたクッキーなどに近い食感です。

食感(やわらか順)
  1. 180度/15分
  2. 200度/15分
  3. 180度/23分
  4. 200度/15分+180度/8分

好みによるかもしれませんが、180度15分では少し焼き足りないような感じがしました。

200度15分のスコーンよりも、180度23分のスコーンの方がかためだったので、食感に関してはオーブン温度よりも焼き時間のほうが影響が大きそうです。

熱せられている間は水分が飛び続けてるってことだね!

MEMO
焼き色が濃くなる条件は、①焼き時間、②オーブンの温度。

まとめ

以上、「オーブンで焼くときの温度と時間」の関係についての検証でした!

今までは特に何も考えず、レシピ通りの温度や時間でオーブンを使っていましたが、ここでもアレンジがきくということがわかりました。サクサク系スコーンが好きな方は少し長めに焼いたり、柔らかめスコーンがお好きな方は高い温度でサッと焼いたり、いろんなアレンジが楽しめそうです。

色々試してみるのも面白いと思います。ぜひお好きな焼き温度・時間を見つけてみてくださいね!

まとめ
  1. 焼き温度が低いほど焼き色はうすく温度が高いほど焼き色が濃くなる
  2. 焼き時間が短いほど食感はやわらかく時間が長いほど食感はかためになる