ところでみなさん、スコーンとビスケットの違いを知っていますか??

こんにちは!Manaです。

ところでみなさん、「スコーン」と「(ホット)ビスケット」の違い、知ってますか??

スタバや成城石井なんかには両方とも置いてありますよね。私はどっちも大好きなんですが、味はともあれ、食感にはたいした違いはないような・・・。

というわけで、「スコーン」と「ビスケット」にはどんな違いがあるのか?気になったので、調べてみました!

その違いはなんと、「国によって違う」のです!

スコーンはイギリス生まれ

スコーンといえば、やっぱりオシャレなアフタヌーンティーが有名じゃないでしょうか!

アフタヌーンティーとは、イギリス貴族の間で定番だったカフェタイムならぬティータイム習慣。昔のイギリス婦人たちは、夕方以降から観劇なんかで忙しくディナーが遅くなっちゃうので、先に腹ごしらえをしてたんだとか。

一般的にはスコーンの他に、ケーキやサンドイッチも一緒に出ることが多いので、腹ごしらえ結構気合入ってますよね〜。

スコーン(英)=ビスケット(米)

早々に恐縮ですが、そう、これが本日の答えです!

「ビスケット」とは主にアメリカで使われている呼び名で、イギリスのプレーンスコーンのこと。あの有名な「ケンタッキーフライドチキン」のビスケット、といわれればしっくりくる方も多いんじゃないでしょうか?

ちなみにイギリスでビスケットというと、お菓子全般のことを指しちゃうんだそうですよ〜。

中身に違いはあるの?

イギリスとアメリカでは、ただ呼び方が違うだけなのでしょうか?

イギリスのスコーン

スコーンには、基本的に生クリームやバターなどが使われているレシピが多いです。クロテッドクリームやジャムなんかをつけて食べるのが一般的なので、スコーンそのものの甘みはかなり控えめ。

ちなみにイギリスではこのスコーン+紅茶のセットは「クリームティー」と呼ばれていて、アフタヌーンティーが貴族の習慣だったのに対し、主に庶民に広く普及していました。

アメリカのビスケット

対するアメリカのビスケットは、バターの代わりにショートニングやラードが使われているのが一般的。

動物性油脂のバターに比べて、植物性油脂のショートニングなどはさっぱりあっさりした仕上がりになるのが特徴で、ケンタッキーのビスケットを思い浮かべればその差も納得です。

ちなみにアメリカのビスケットはこんな感じで、おかずを挟んで朝食として出されたり、グレイビーソースやメープルソースなどがかけられていることが多いようです。

そういえばアメリカのマクドナルドには、朝メニューでビスケットを使ったものがありますね!少し前に食べたんですけど、あのビスケットはわりと甘めだったような??

引用元:McDonald’s

しかしあのビスケットの甘さと、中身のパティのしょっぱさのコラボは、なんともいえない美味しさでした・・・さすが天下のマクドナルドさん、甘さまでしっかり計算してあるとは。(たぶんだけど!)

じゃあアメリカのスコーンは?

もちろん、アメリカにもスコーンはありますよね。でもプレーンスコーンが「ビスケット」なら、「スコーン」は・・・・

そう、プレーン以外の「具の入ったもの」が俗にいう「アメリカンスコーン」と呼ばれるものなわけです!

確かにアメリカのスコーンといえば、チョコとかがごろごろ入ってるイメージが強烈なので納得。

チョコやナッツなどのおやつスコーンはもちろんのこと、ベーコンやチーズなんかが入ったお食事系スコーンも普及しています。

そしたら日本のスコーンは?

比べてみると、日本の一般的なスコーンのイメージはアメリカの方に近いんですね〜。そのまま食べても美味しいスコーンばっかりなので。

日本はイギリス系スコーンのように「ジャムとかつけないと味がない!」というスコーンは少ない印象です。

まとめ

以上、「スコーン」と「ビスケット」の違いについてでした!ずっと気になりつつあやふやにしてたけど、意外と奥が深いんですね〜。

ちなみに今回ご紹介した違いや特徴は一般的なものです。お店によっては、完全にビスケットじゃん!な「スコーン」が売られていたりその逆もあったりと、ネーミングルールは様々だと思います。名前にとらわれず、ぜひお気に入りのスコーンを見つけてみてくださいね!